安全な運送作業と事故防止の重要性

 

2023.09.10.11

手抜き作業と結果の予測

 https://youtu.be/EzKVOv1kh4U 9月分

https://youtu.be/eeKa1uP8Voc  10月分

https://youtu.be/7R0fWK9HO14 11月分

暑い日が続いています。

動かなくても、外に出ているだけで汗が噴き出してくるような陽気です。

少し風が変わってきたようにも感じますが、暑いことに変わりはありません。

また、事故は一年を通じて起き得るのですが、事故の発生時期を振り返ってみると、繁忙期を過ぎた頃、暑い盛りを過ぎた頃と、○○を過ぎた頃というのが多い気がします。

前回、持ち届け会社さんの安全推進委員会でお届け先でのパトロールという話が出ました。

その際に言ったのは、安全に作業が行われていると期待をするので、パトロールはもう少し先で、、といった主旨でお伝えしましたが、パトロールに行かない、見に行かないから手を抜いて良いよ。という意味ではありませんので、手抜きによる大きな事故が発生する前に、今一度、手を抜くことで起き得る事故、結果を予測することで、あんぜんを確保していけるようにしていきましょう。

 

正しい服装、身だしなみ。

体調の把握、報告。

始業前、帰庫後の車両点検不実施。

運送指示書の記載事項の読み飛ばし。

底弁バルブの増し締め、空曹確認。

ヒューマンエラーによるブザー発報。

不適切なガスパージ。

車両移動を億劫がって斜め積み。

油種札と積込ハッチの照合確認。

乱暴な取り扱いによる部材の欠損、各種部品の脱落。

アームの不適切収納、漏洩。

手すりを掴まずに階段を滑り落ちる。

アースコードの破断、歯止めの跳ね飛ばし、適切な設備の収納。

充填後の車両異常の有無。

ハッチ割り付け表の他、帳票類の確認、収納。

運転中のモラルの欠如、危険な運転、苦情、事故。

納入先敷地内進入時の一時停止、徐行、歩行者等の保護、騒音の防止。

着車の際の周囲確認。

立会者との相互確認、積載物の状態の確認。

荷下ろし確認書の適正な作成と荷扱い時の適切な使用。

荷卸し時のコンタミ、漏油、オーバーフロー、その他、品質確保に必要な作業の実施。

帳票類の有無、器具等の収納状況、在庫、空曹内の残油等の確認。

立会者へ感謝を込めた丁寧なあいさつ。

敷地内からの安全な退出。

このぐらい、、と決めつけずに、いつもと違うことが起きたときの報告。

 

 

以前の職場で就業前に唱和をしていたのですが、「影日向なく働く」というものがありました。

集団の中で信頼を寄せられやすい人に共通するものに、「裏表のない人」というものがあります。

職場という社会、集団は人の集まりですから、集団の中で、その人がどういう人なのかを知るには、その集団の中での役割で、どのように仕事に取り組んでいるのかが重要になります。

その人の仕事の成果というのは、その集団の中にいる自分たちにも影響があるからです。

 

仕事に誠実に取り組む態度は、その人の也を表すことになるので、「影日向なく働く」人であって、他者から見ても「裏表がない人」だというのは、「社会の中で重要な仕事を任せやすい人」、「期待をされやすい人」で「信頼がある」と言えます。

 

裏表がなければいいのかというと、あけっぴろげに忖度もせずに、思うことを素直に悪びれることもなく主張をするというのは、ここでいう裏表ではありません。

考えなしの人、思い付きでモノを言う人、結果を考えていない人、悪い影響を与える人。

口ばっかりの人。

特に最後のは耳が痛いですが。

 

それと残念なことに裏表(´;ω;`)ウゥゥなく誠実に働いている人であっても、要領が悪く、批判されやすい面ばかりが目立ってしまう人や、発展途上の人、未だ実績が伴わないでいる人もいます。

また、逆も然りで、裏表があるのだけれど要領がよく、人の覚が良いとされるような人たちがいるのも事実です。

 

ですが、良い結果であるに越したことはありませんが、事故をしてしまったから、人にモノを言うことが出来ないという事はなく、世の中には反面教師という言葉もあるくらいですから、残念な結果が伴う経験であっても、それを糧にして、その後に誠実に取り組むことで期待をかけられる人もいます。

かえって、社会での信用を取り戻そうと、誠実に取り組むきっかけになったと捉えることも出来ます。

 

そんな時に一定程度の権限を与えられていれば周囲に対してモノも言いやすいと思いますが、社会は人の集まりですから、色々な感情が渦巻いています。

人に指示をする事が嫌で、目立たないようにしていたいというだけだったら影響は少ないのですが、自分以外の誰かが活躍しているときに、俺もやっているのにあいつばっかりズルい!といった妬み、嫉みという消極的な感情から人を批判したり、逆に周りの人から疎まれてやいないか?と余計な心配事を自分から作って、一々、気に病む人もいます。

そのような場に出くわしたときは、その人が飯を食わせてくれるわけではないのだから、と相手にしないことです。

道徳として、集団で役に立つこと、人の役に立つことであれば気にかけるべきですが、周りと仲良くするという事と、そのために自分を落とすような真似をする事とは違いますので。

 

百歩譲って、困ったときに助けてくれると言うのなら致し方ないかとも思いますが、妬み嫉みの類で不満を言ってくる人が、自分が困っているときに、わざわざ、自己犠牲を払ってまで助けてはくれないと思います。

そこをはき違えないで、遠回りをせずに仕事に誠実に取り組んで欲しいなと思います。

 

繰り返しになりますが、世の中には仕事に誠実に取り組む人を見て、消極的な思いで粗を探したり、足を引っ張るような人もいます。

そういうつもりが無くても、思い悩んでいる人のそばに行って、一緒になって不満を聞くに留まらず、一緒になって吹聴することで、結果的に思い悩んでいる人が浮上するチャンスを潰したり、持ち上げるだけあげて結果的に降りるためのハシゴを外すようなことになっている人もあります。

 

悩みを聞いてあげるのと、一緒になって悪口をいう事は似ているようで違いますので気を付けていきましょう。

 

失敗をしても期待をされることがある。

期待されるには日頃の誠実な態度が影響をする。

期待は、誠実な態度と実績があってのことなので、誉であると思いましょう。

くれぐれも、周りの他人、しいて言うなら足を引っ張りかねない人のために自分を犠牲にすることが無いように。