主体的に考える安全な輸送と荷役の重要性

 

2020.6 

https://youtu.be/WioZJX4zHTo

【なりたい自分】

日々注意深く、安全な走行と荷役をありがとうございます。

最近のコロナ騒動と製油所の定修もあり、時間に余裕のある日が続いています。

これまでになりたい自分というものを考える時間はあったでしょうか?

前回の【主体的に考える】のお話から続きます

【やるべきことをやるだけでなく、自らの意思で状況を判断し行動すること】

 

燃料油の配送ではあるが、ただ運ぶだけではなくて、安全に、且つ付加価値をつけて他との差別化を図れる配送であることという考え方は、この会社の経営理念である『運輸の使命に徹して社会の信頼に応える』を、主体的に考えることで、『安全な輸送と荷役を通じて、社会と顧客からの信頼と支持を受け、且つ健全に運営されていくこと』になり、行動指針とすることが出来ます。

 

これを行動指針として実行するうえで、安全な輸送、荷役の提供ができる技術の習得や維持。車検等の定期車両整備が行われています。

ひとたび事故が起きれば甚大な被害が予想される荷物ですから、危険物の保安講習の他、こういったお話の場を設けることも【仕事に対する取り組む姿勢】を意識して、社会の信頼に応えることに繋がります。

このように会社としての目標はあるわけですから、今度はみなさんに個人の目標を設定して貰うこととします。

 

これまで【権利や義務、責任】と【危険感受力の考え方と養成】。【付加価値と利益】【本質を考えること】【動機と障害、価値観】【課題の分離という考え方】そして【主体的に考えること】についてお話をしてきました。

これらを踏まえて、会社の目標と皆さんの個人目標を関連付けることで日常の業務に取り組んでもらいます。

会社という団体ですから、個人が好きかってやって良いと言う訳ではないですよね。

会社は株主に配当を出すのも目的ですし、目的を達するための行為者である我々は行為の対価として賃金を受けています。

俺は関係ねぇじゃないです。

会社の看板で仕事をしているわけですから、会社に所属しているうちは、一定程度の制約が出てくるのは当然のことです。

会社という共同体に所属しているわけですから、自分勝手な振る舞いが皆に与える影響を考える必要があります。

会社の不利益になることをあえてやることは、株主や、所属している皆の利益を喪失させることになります。財産権の侵害です。

 

さて皆さんの仕事上でのこの、やるべきことをただやるだけではなく、自らの意思で状況を判断し行動する。を具体的に文字にしたら何になるでしょうか?

これが、皆さんの個人目標になります。

 

今まで長~いこと、お話ししてきました。

目標を作るにあたって、それを達成するために何が必要なのか?

自分の権利としてこの職業を選び、自分が選んだ仕事にはどんな義務があって、事故を防ぐためにどう考えるべきか?

利益を最大化させるための方法、付加価値をつける仕事上での振る舞いの重要性、こういう目標を作ることになった経緯、モノを見方、選択する価値観。

目標を作ることは、主体的に仕事をする上でとても重要です。

仮に会社が、三石が一方的に作った目標に対して、【ありがたい何としても達成しなければならない】と思いますか?

自分が参加していないことにどれだけの人が打ち込めますか?

強制的に指示されたものは、自分の自覚、信念になるまでにとてつもない時間がかかります。

個人目標を作って、実践をしたことは結果的に誰に効果が帰属するか?

そもそも、その目標に対して取り組めるのは誰なのか?

それって、当人ですよね。

 

そもそも、皆の配車が違うように仕事を通じての貢献、実績の提供はその配車を受けた当人にしかできません。

一人ひとりが自分の役割に打ち込めるように、自分が持っている価値観と行動を導く道徳的基準を指標にするとき、ただ漫然と頑張るだけでは弱いです。

皆さん個人の生き方、目標、なりたい自分を抽出して会社の目標と関連付けられる個人目標を設定していきましょう。

そして取り組んだことによって所属している共同体で、人の役に立てているという貢献感を得ることは、自分の社会との所属感や承認欲求を満たすことにもなります。

いかに会社と自分の目標を近づけて関連付けていくか?ですが、

ただね、この目標が皆さんの日常と乖離していると非効率です。

自分の日常でも役に立つ目標が出来たらいいですね。

1日は24Hであるから、自分たちの日常の大半が仕事ということになります。

限られた時間の中でなりたい自分になるために、仕事中の時間を使えることは有意義だと思います。

 

具体的に掘り下げて、こういう時はこうする。

こういう状況だったら、こうするけど、代わりにあそこではこうする。

いざその場面に出くわしたときに事前に想定したことだったら、躊躇することなく行動にうつせます。

主体的に、そういったなりたい自分、こういう人でありたい。将来、こういうことが出来る人になりたい。

それを文字におこしてください。

 

共同体の中で自分に分業された仕事に対して誠実に取り組める人は、その所属した団体の中で信頼を得ます。

いいですか?

団体の中で誠実に取り組める自分は、他の人からしたら安心して仕事を任せることが出来る特別な存在なんです。

他の人からしたら、自分のライフスタイルを乱さずに共同体の中で誠実に取り組んで貢献してくれているのですから、無条件で信頼することができるようになりますよね。

誠実に真面目に取り組んでいる人に対して、ホントにやっているかな?大丈夫かなって?

気にかけたりしないですよね。

注意散漫になるほどに考え込んでしまっては本末転倒ですが、思い考え、取り組む時間が潤沢にあることは有り難いことだと思います。

なりたい自分になるために、仕事中にも意識を使える。

もしかしたら、今が一番楽しい時間になっているかもしれないです。

車の購入をするときも、アレにしようか、これにしようかと悩んでいるときって楽しくありませんでしたか?

実際に買ってしまったら、購入の代価として車代を支払う、ローン返済が発生するなど、気の重くなることもありますが、選択肢がたくさんあるときって言うのは可能性に胸を躍らせることができますよね。

 

目標が出来たら、会社の就業規則や内規にリンクする個人の目標を賃金規定項目に組み込みます。

自分で作った目標に対して実践できたのか否か?

自分の目標に対して誠実に取り組めたか?

他者との比較ではなくて、自分との対話になります。

競争相手は自分です。

人との競争もありだとは思いますが、内に秘めた気持ちっていうものを、表立って公表することは抵抗があると思います。

課題の分離の話もしましたが、人は人、自分は自分と選択、区別が出来ている人からしたら、抵抗は少ないかもしれませんが、人の反応に影響されてしまう人もいます。

慣れていない人や、当人が聞いた何気ない一言で、人のやる気が削がれることも知っています。

出来るかできないか不安だよという人からしたら、イマイチ本気で打ち込めないということもあると思います。できる、勝てると思った勝負にしかナカナカ踏み切れないですよね。

たまにマゾヒストチックに叩きのめされるのが好きという人もいるかもしれませんが、

稀なことだと思います。

走り幅跳びのように、躊躇して踏み切ってしまったら、練習の時よりも悪い結果になりがちです。

試しでできたこと、練習でできたことと同等か、それより少し☝。

そこに目標を設定してみてください。

自分の目的と会社の指針がリンクしていた人で、日々実践をしていた人からしたらなんてことないことであっても、初めての人や、意識することのなかった人には障害が大きそうです。

その目標を実践して維持できることで次の目標を設定していきましょう。

何かをやろうと思った気持ち、これならできる、これをやりたい、こうなりたいと思う気持ちが、行動に繋がります。

今回の等級制度導入と目標設定によって、目標に対して実践することで習慣の変化が起こりえます。

この習慣の変化にどう対応していくのか?

まずは課題の分離をしましょう。

自分の仕事として周りは気にせず、できた自分を思い浮かべて取り組んでみてください。

今度は、その先に貢献感や所属感、自己承認に繋がっていきます。

 

この会社は非営利団体ではありません。慈善事業ではないです。

ですが、仕事に対する貢献が残業代にしか差に出ないことに不満も感じていました。

成果、結果に重きを置いて頑張っている人が魅力を感じる、労力に見合う賃金規定をつくることは皆の利益になりますよね?

仕事内容も、人によって得手不得手が違いますけど、それであっても収益が見込める配車内容にしています。

そういった配車であっても、収益性の低い配送が繰り返されてしまっては、全体の士気も落ちかねません。

自分で作った目標に対して、誠実に取り組んでください。

なりたい自分を具体的に詳細に思い描いて、その時の達成した自分の感情はどんな感じになっていますか?

思った自分になっているその時の自分の振る舞いはどうなっていますか?

自信に満ちて、仕事に誇りをもって誠実に取り組めて、周りの皆からの信頼も得られた自分。

悪い気はしないですね。

仕事に誠実に取り組むことが出来ること。

コレが自分の存在価値を劇的に押し上げることにもなります。

皆から、言葉にはなっていなくても、『ありがとう』と思ってもらえるように。

貢献感を感じられるように。

共同体の中の特別な自分を感じ取れるように。

仕事に対する誠実さ、取り組む態度を意識することは愚かしいことではないと思います。

むしろ誇らしいですよね。

今回は発信する環境をこちらで作ってしまいますが、目標設定をするのも、実践するのも皆さんです。

自分の行為に対して意味がない、自分には価値が無いと感じてしまうときがあったら言って下さい。

コミュ障の三石が対応します。

 

以下例題のプリントを皆さんにお渡しします。

すでに就業規則に載っていたり、道徳上の観念を多数引用しています。

主体的に考えれば自然と出てくる事柄ですが、最初のきっかけとして参考にしてください。

程度の差はあれ、皆で仕組みつくりに参加することに意義があります。

『問題ない。会社の提案についてとやかく言うつもりはないよ。』と課題分離が出来ている人は特に書き出さなくても構いませんが、将来的に何かをやりたいと思っている人が居たら聞かせてください。

サラリーマンであっても、起業であっても、一緒に働いてきた仲間ですから、将来の夢とかデリケートなところも教えてくれたら嬉しいです。

主体的にできる人はより優位に。

仕事の対する取り組む姿勢が評価され、皆でお互いを高められる新しい環境まで、あともう少しです。

あと、日報の頑張っているところに赤丸をつけてアピールもして下さい。

うっかり見逃してしまっては申し訳ないので。